君の隣で笑いたいーー
君の頬に触れると涙の滴が、垂れている。


「雷、怖いなんて可愛いね、悠くんっ」


「まあな。いつまで、そうする気な訳??」


何が、なんて野暮なことは聞かない。


袖を掴んで離さない愛心ちゃんが、気になるらしい。


「とりあえず、今はこのまま寝るからいいよ。

悠くん先寝なっ「寝れるわけねーろ!!」


ご立腹な我息子。


切れやすいな。


今の若者はーー。


「なんで?俺が愛心ちゃんに何かするとでも?

母さんの見てる前で?


心配なら悠くん、ここ居れば?」


ニヤリ、と笑う親父に、内心ムッとする。


愛心は、何もしらずスヤスヤ寝てるし。


仕方ない。
部屋から二人分の毛布を持ってきた。


監視じゃないけど、いることに越したことない。


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