処刑バッヂ
「2年C組にいたアズサって覚えてるか?」
晴康の言葉にあたしはハッとして息を飲んだ。
アズサとあたしは1年の頃同じクラスで、2年に上がってクラスが離れてからも時々遊ぶ仲だった。
それが、ある日突然学校に来なくなったのだ。
あたしが何度理由を訊ねてもアズサはその理由を教えてくれなかった。
「和馬とアズサは付き合ってたの……?」
震える声でそう聞くと、和馬はあたしから視線を外した。
それは肯定しているのを同じ意味だった。
そして同時に思い出す。
2年に上がってから彼氏ができたと、喜んでいたアズサの姿を。
晴康の言葉にあたしはハッとして息を飲んだ。
アズサとあたしは1年の頃同じクラスで、2年に上がってクラスが離れてからも時々遊ぶ仲だった。
それが、ある日突然学校に来なくなったのだ。
あたしが何度理由を訊ねてもアズサはその理由を教えてくれなかった。
「和馬とアズサは付き合ってたの……?」
震える声でそう聞くと、和馬はあたしから視線を外した。
それは肯定しているのを同じ意味だった。
そして同時に思い出す。
2年に上がってから彼氏ができたと、喜んでいたアズサの姿を。