処刑バッヂ
あの相手が和馬だったんだ!
「和馬がアズサと付き合ってたなんて、お前ら知らないだろ? こいつはわざと黙ってたんだ。最初からアズサのことを捨てるつもりだったから!」
晴康の声は徐々に大きくなり、怒りが込められているのが伝わって来た。
「それなら、どうして2人が付き合っていることをお前は知ってたんだ」
涼希が晴康へ向けてそう聞いた。
「わからないか? こいつはわざと俺に教えてきたんだよ!」
晴康は感情が高ぶってきたのか、目に涙が浮かんでいる。
自分の好きな子が友達に弄ばれたなんて、知った時には本当に苦しかっただろう。
和馬はそれを見て楽しんでいたのだ。
「なぁ、これは神様が俺にくれたチャンスだろ?」
晴康はそう言い、テーブルの上に無造作に置かれているハンマーを手に取った。
「晴康……落ち着いて……」
あたしの声は晴康には届かない。
「知らない! お前があの女を好きだったなんて、知らなかった!!」
和馬が叫ぶ。
「和馬がアズサと付き合ってたなんて、お前ら知らないだろ? こいつはわざと黙ってたんだ。最初からアズサのことを捨てるつもりだったから!」
晴康の声は徐々に大きくなり、怒りが込められているのが伝わって来た。
「それなら、どうして2人が付き合っていることをお前は知ってたんだ」
涼希が晴康へ向けてそう聞いた。
「わからないか? こいつはわざと俺に教えてきたんだよ!」
晴康は感情が高ぶってきたのか、目に涙が浮かんでいる。
自分の好きな子が友達に弄ばれたなんて、知った時には本当に苦しかっただろう。
和馬はそれを見て楽しんでいたのだ。
「なぁ、これは神様が俺にくれたチャンスだろ?」
晴康はそう言い、テーブルの上に無造作に置かれているハンマーを手に取った。
「晴康……落ち着いて……」
あたしの声は晴康には届かない。
「知らない! お前があの女を好きだったなんて、知らなかった!!」
和馬が叫ぶ。