処刑バッヂ
「もうすぐ時間かもしれないな」
涼希がそう呟いた時、外の廊下からズルズルとなにかを引きずっているような物音が聞こえてきて、あたしは呼吸を止めた。
足音は2人分だ。
もしかしたら麻央とツクシかもしれない。
2人が処刑バッヂを持っている誰かを連れて来た様子が思い浮かんできた。
すると涼希が立ち上がり、小窓から廊下の様子を確認しはじめたのだ。
あたしは息を殺してその様子を見つめる。
「なんだあれ……」
小窓を見ていた涼希がそう呟く。
「なに……?」
物音を立てないよう、そっと立ち上がって小窓へと近づく。
涼希の横から廊下の様子を確認してみると、体育館の明かりが零れ、麻央とツクシの姿が見えた。
涼希がそう呟いた時、外の廊下からズルズルとなにかを引きずっているような物音が聞こえてきて、あたしは呼吸を止めた。
足音は2人分だ。
もしかしたら麻央とツクシかもしれない。
2人が処刑バッヂを持っている誰かを連れて来た様子が思い浮かんできた。
すると涼希が立ち上がり、小窓から廊下の様子を確認しはじめたのだ。
あたしは息を殺してその様子を見つめる。
「なんだあれ……」
小窓を見ていた涼希がそう呟く。
「なに……?」
物音を立てないよう、そっと立ち上がって小窓へと近づく。
涼希の横から廊下の様子を確認してみると、体育館の明かりが零れ、麻央とツクシの姿が見えた。