処刑バッヂ
悲鳴
廊下から足音と悲鳴が聞こえて来たのはそれから数分後のことだった。
甲高い女の悲鳴。
きっと梨央だ。
ハッと息を飲んで窓へと近づく。
走って来る梨央の姿と、それを追いかける晴康の姿が見える。
「梨央……!」
そう呟いた瞬間、和馬の頭をハンマーでたたき割る晴康の姿が浮かんできていた。
このままじゃ梨央は捕まってしまう!
そう思うと体が勝手に動いていた。
いけないと思うのにドアへかけより、つっかえ棒にしていたホウキをどかす。
「若菜、やめろ!」
涼希が止めに入った時には、すでにドアが開いていた。
甲高い女の悲鳴。
きっと梨央だ。
ハッと息を飲んで窓へと近づく。
走って来る梨央の姿と、それを追いかける晴康の姿が見える。
「梨央……!」
そう呟いた瞬間、和馬の頭をハンマーでたたき割る晴康の姿が浮かんできていた。
このままじゃ梨央は捕まってしまう!
そう思うと体が勝手に動いていた。
いけないと思うのにドアへかけより、つっかえ棒にしていたホウキをどかす。
「若菜、やめろ!」
涼希が止めに入った時には、すでにドアが開いていた。