処刑バッヂ
「このクリスマスパーティーは同じ塾の生徒だったあたしたちに関係してる」


「塾……」


やっぱり、たどり着くのはそこなんだろうか。


「でも、麻央は違うんだよね?」


そう聞くと、ツクシは何度も頷いた。


「そうだよ! そこまで気が付いてたんだね? じゃあ話は話しでしょ」


そう言うツクシに、あたしは首を傾げた。


塾が共通点だと思っていたが、麻央の存在でそれが違うと結論付けられた。


それだけだった。


「まだわからない? このパーティーは麻央が関係してるってこと!」
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