処刑バッヂ
麻央は被害者側だけど、犯人に共通するなにかを知っている可能性があるということだ。
そして麻央自身、きっとそれに気が付いていないだろう。
「アラーム音が鳴りはじめたら、また暗示が強くなっちゃう! だから、そうなる前に2人で麻央を捕まえるの!」
ツクシの言葉にあたしは目を丸くした。
あたしとツクシで真央を捕まえる?
そんなことができるだろうか。
「でもあたし、足が……」
梨央のせいで歩く事もままならない状態なのだ。
「ひどい怪我なの?」
そう聞かれて、あたしはスマホの明かりで自分の右足首を照らし出して見せた。
随分と腫れてきている。
「ひどい……どうしてこんな……」
「梨央にやられた」
そして麻央自身、きっとそれに気が付いていないだろう。
「アラーム音が鳴りはじめたら、また暗示が強くなっちゃう! だから、そうなる前に2人で麻央を捕まえるの!」
ツクシの言葉にあたしは目を丸くした。
あたしとツクシで真央を捕まえる?
そんなことができるだろうか。
「でもあたし、足が……」
梨央のせいで歩く事もままならない状態なのだ。
「ひどい怪我なの?」
そう聞かれて、あたしはスマホの明かりで自分の右足首を照らし出して見せた。
随分と腫れてきている。
「ひどい……どうしてこんな……」
「梨央にやられた」