処刑バッヂ
どうにか辿りつき、保健室のドアを開けた時部屋の奥でライトが消されたのがわかった。
こちらを警戒しているのが雰囲気で伝わって来る。
こんな風に身を隠しているのは追われる側の人間だけだ。
「涼希……?」
あたしは期待を込めて涼希の名前を呼んだ。
ここに隠れているのは梨央かもしれない。
そうなれば梨央はあたしを見離して逃げてしまい、対話もできないかもしれない。
そんな最悪の事態を考えていると、机の影からライトの光がこちらへ向いた。
「若菜!」
涼希の声が聞こえた瞬間、安堵感から涙があふれ出していた。
こちらを警戒しているのが雰囲気で伝わって来る。
こんな風に身を隠しているのは追われる側の人間だけだ。
「涼希……?」
あたしは期待を込めて涼希の名前を呼んだ。
ここに隠れているのは梨央かもしれない。
そうなれば梨央はあたしを見離して逃げてしまい、対話もできないかもしれない。
そんな最悪の事態を考えていると、机の影からライトの光がこちらへ向いた。
「若菜!」
涼希の声が聞こえた瞬間、安堵感から涙があふれ出していた。