処刑バッヂ
【処刑バッヂは持ち主の体温を記憶するから、持ち主とバッヂが1メートル離れたら爆発しちゃうよ♪


プレゼントの箱に触れた時点で体温認識されてるから、箱を空けてない子も気をつけてね。


かくれんぼのタイムリミットは夜明けまで。


みんな、楽しいクリスマスパーティーにしようね!】


メッセージはそこで終わっていた。


あたしは深く呼吸を繰り返して文面を読み返す。


あたしが持っている箱の中には処刑バッヂが入っているかもしれない。


その事実が呼吸を荒くして行った。


できたらすぐに確認したい。


だけど、ここで箱を開けたら誰がターゲットなのかわかってしまう。


だからみんな動けずにいるのだ。
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