処刑バッヂ
あたしは両手でフェンスをきつく掴み、大声を張り上げた。
梨央も震えた声で必死に呼びかけている。
「誰か! 学校に閉じ込められてるんだ!!」
叫び続け、涼希の声が枯れてきている。
しかし、どこからも反応がない。
「なんで……?」
あたしは愕然として家々を見つめた。
今日はクリスマスだからどこの家もまだ明かりがついている。
「ちょっと待てよ、なんか変だ」
そう言ったのは和馬だった。
「変ってなにが?」
晴康が聞き返す。
「学校の前を通る国道を見てみろよ」
そう言われて、あたしたちは視線を国道へと移した。
梨央も震えた声で必死に呼びかけている。
「誰か! 学校に閉じ込められてるんだ!!」
叫び続け、涼希の声が枯れてきている。
しかし、どこからも反応がない。
「なんで……?」
あたしは愕然として家々を見つめた。
今日はクリスマスだからどこの家もまだ明かりがついている。
「ちょっと待てよ、なんか変だ」
そう言ったのは和馬だった。
「変ってなにが?」
晴康が聞き返す。
「学校の前を通る国道を見てみろよ」
そう言われて、あたしたちは視線を国道へと移した。