処刑バッヂ
夜の学校
トオルからラインが送られて来たのは18時が過ぎた頃だった。
家を出たころにはすでに真っ暗で、あたしと涼希は小さなライトで道を照らしながら歩いて学校へと向かう事になった。
「寒いね」
涼希に身を寄せてそう呟く。
日中は陽がさしていたけれど、今は月も見えないくらいに雲が出ている。
「雪が降ればいいけどなぁ」
涼希は白い息を吐きながらそう言った。
クリスマスに雪が降ればロマンチックだけれど、そこまでの寒さは感じられなかった。
「手、冷えてきたな」
10分ほど歩くと体は暖かく感じるが、手足の先端はどんどん冷たくなってくる。
涼希はあたしの手を握りしめ、息を吹きかけた。
「あれ、誰かいる」
家を出たころにはすでに真っ暗で、あたしと涼希は小さなライトで道を照らしながら歩いて学校へと向かう事になった。
「寒いね」
涼希に身を寄せてそう呟く。
日中は陽がさしていたけれど、今は月も見えないくらいに雲が出ている。
「雪が降ればいいけどなぁ」
涼希は白い息を吐きながらそう言った。
クリスマスに雪が降ればロマンチックだけれど、そこまでの寒さは感じられなかった。
「手、冷えてきたな」
10分ほど歩くと体は暖かく感じるが、手足の先端はどんどん冷たくなってくる。
涼希はあたしの手を握りしめ、息を吹きかけた。
「あれ、誰かいる」