処刑バッヂ
和馬と晴康はメンバーの中でも一番仲がいい2人組だ。
2人そろって遊び過ぎて、成績が落ちていても不思議じゃない。
「同じ高校に同じ塾。あたしたちって意外と共通点があったんだね」
「あぁ。だけどこれだけじゃやっぱりわからないことだらけだな……」
涼希がホワイトボードから視線を外して息を吐き出す。
ずっと緊張状態だから、さすがに疲れてきているのかもしれない。
「飲み物あるかな」
あたしはわざと明るい口調でそう言い、冷蔵庫の中を確認した。
麻央が食べ散らかした後だから汚いけれど、一応封が開けられていないオレンジジュースがあった。
料理に使うものなのか、高級そうなものだ。
2人そろって遊び過ぎて、成績が落ちていても不思議じゃない。
「同じ高校に同じ塾。あたしたちって意外と共通点があったんだね」
「あぁ。だけどこれだけじゃやっぱりわからないことだらけだな……」
涼希がホワイトボードから視線を外して息を吐き出す。
ずっと緊張状態だから、さすがに疲れてきているのかもしれない。
「飲み物あるかな」
あたしはわざと明るい口調でそう言い、冷蔵庫の中を確認した。
麻央が食べ散らかした後だから汚いけれど、一応封が開けられていないオレンジジュースがあった。
料理に使うものなのか、高級そうなものだ。