処刑バッヂ
「でも、確認しておいた方がいいだろ」
涼希の言葉にあたしは首をかしげ『なにを?』と聞こうとしたが、すぐに口をつぐんだ。
仲間が、本当にあたしたちを処刑するのかどうか。
それを確認しておいた方がいいと言っているのだ。
それに気が付いた瞬間また体感温度が1度下がったように感じられた。
「処刑なんて……そんなことするハズないじゃん」
あたしはそう言ったが、その声は震えていた。
処刑する時には自我が戻ってくると、メッセージには書いてあった。
それならきっと逃がしてくれるはずだ。
そう期待する半面、そんなに簡単ではないだろうという考えが首をもたげて来る。
このゲームは両者が苦しむように作られている。
逃げ道が用意されているとは考えにくい。
涼希の言葉にあたしは首をかしげ『なにを?』と聞こうとしたが、すぐに口をつぐんだ。
仲間が、本当にあたしたちを処刑するのかどうか。
それを確認しておいた方がいいと言っているのだ。
それに気が付いた瞬間また体感温度が1度下がったように感じられた。
「処刑なんて……そんなことするハズないじゃん」
あたしはそう言ったが、その声は震えていた。
処刑する時には自我が戻ってくると、メッセージには書いてあった。
それならきっと逃がしてくれるはずだ。
そう期待する半面、そんなに簡単ではないだろうという考えが首をもたげて来る。
このゲームは両者が苦しむように作られている。
逃げ道が用意されているとは考えにくい。