【完】キミスター♡
梅雨なんてジメジメして、ただ不快なものだと思ってた。
だけど、あの日…緋翠が私に声を掛けてくれた日から、私の世界は色を変えたんだ。


「ね、ね、何味にする?クレープ!」

「ハムチーズ」

「うわ!がっつり惣菜系か!」

「海夏は?」

「チョコバナナ〜」


こうやって一つ一つ丁寧に恋人として過ごしていけたらいい。
そう、思ってたのに…。



"ソレ"はある日突然やってきた。


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