【完】キミスター♡
翌日。
私は、朝から酷い頭痛に見舞われた。
少し倦怠感もあり、学校へと向かう足取りも必然的に重かった。
昨日、あんなに泣いたからだ…。
そう思うとじわりと涙がまた滲む。
くよくよして、ネガティブになるのは私らしくない。
こんなのは、私じゃない。
そう言い聞かせて、引き摺るように歩を進めた。
そんなことをしていたからか、私が学校に着いたのはHRが始まる直前だった。
「海夏ー?大丈夫?顔色悪いよー?」
茉莉花が心配そうにそう声を掛けてくれて、私は曖昧に頷いた。
本当は色々と話を聞いて欲しかったけれど、今の想いを言葉に出してはっきりと形としてしまったら、本当に自分の中の何か大切なものが壊れてしまいそうで…それがとても怖くて、口にすることを躊躇う。
私は、朝から酷い頭痛に見舞われた。
少し倦怠感もあり、学校へと向かう足取りも必然的に重かった。
昨日、あんなに泣いたからだ…。
そう思うとじわりと涙がまた滲む。
くよくよして、ネガティブになるのは私らしくない。
こんなのは、私じゃない。
そう言い聞かせて、引き摺るように歩を進めた。
そんなことをしていたからか、私が学校に着いたのはHRが始まる直前だった。
「海夏ー?大丈夫?顔色悪いよー?」
茉莉花が心配そうにそう声を掛けてくれて、私は曖昧に頷いた。
本当は色々と話を聞いて欲しかったけれど、今の想いを言葉に出してはっきりと形としてしまったら、本当に自分の中の何か大切なものが壊れてしまいそうで…それがとても怖くて、口にすることを躊躇う。