家族でも、幼なじみでもなくて。
家から電車とバスに乗って約2時間半。
私立星華学園中学校
超有名な女子校で、私みたいな普通の家庭の子どもと、お金持ちな家庭の子どもで校舎が分かれているのが特徴的。
お嬢様がたくさんいる校舎には普通の生徒は入れない。
そんなちょっと変わった学校での生活。
初めはわからないことが多くてたくさん失敗したけど、毎日楽しかった。
中学3年生の時、私は外部の高校を受験することにした。
高い塀に囲まれたこの学校で、何もかも与えられて守られて生活していくことに息苦しさを感じていたから。
先生たちにも止められたし、友達にも一緒に星華学園高校にいこうって言われた。
それでも外部進学を希望し続けた私は、先生からも生徒からもいじめを受けるようになった。
そんな時、愛海が助けてくれた。
「自分も外部進学するから、一緒に頑張ろう」って。
偶然にも私たちの志望校は同じだった。
2人でなら怖くない。そう言い聞かせてお互い支え合って乗り切った。
そして、東桜高校に合格した。
このときの私は、りっくんのことを何もかも忘れていた……
でも、その時間は長くは続かず、
すぐにりっくんのことで頭がいっぱいになった。
私立星華学園中学校
超有名な女子校で、私みたいな普通の家庭の子どもと、お金持ちな家庭の子どもで校舎が分かれているのが特徴的。
お嬢様がたくさんいる校舎には普通の生徒は入れない。
そんなちょっと変わった学校での生活。
初めはわからないことが多くてたくさん失敗したけど、毎日楽しかった。
中学3年生の時、私は外部の高校を受験することにした。
高い塀に囲まれたこの学校で、何もかも与えられて守られて生活していくことに息苦しさを感じていたから。
先生たちにも止められたし、友達にも一緒に星華学園高校にいこうって言われた。
それでも外部進学を希望し続けた私は、先生からも生徒からもいじめを受けるようになった。
そんな時、愛海が助けてくれた。
「自分も外部進学するから、一緒に頑張ろう」って。
偶然にも私たちの志望校は同じだった。
2人でなら怖くない。そう言い聞かせてお互い支え合って乗り切った。
そして、東桜高校に合格した。
このときの私は、りっくんのことを何もかも忘れていた……
でも、その時間は長くは続かず、
すぐにりっくんのことで頭がいっぱいになった。