家族でも、幼なじみでもなくて。
「りっくんはいないの?」
『……今は出かけてるわよ。私は体調が悪くて残っているけど』
「そっか……」
『優衣。私は正直、2人には幸せになってほしいって思ってるから、飛行機のチケットはとってあげる。でも、注意してほしいことがあるの』
「なに?」
『今の雅人さんにはなにを言っても聞かないと、頭に入れておきなさい。昔の優しい雅人さんじゃなくなってしまったから。そして、陸矢くんの許嫁がいるわ。アメリカについてきてしまったみたいなの。陸矢くんを溺愛しているから気をつけて』
「わかった。ありがとう、お母さん」
『チケットとれたらまた連絡するね。こっちで待っているわ』
「うん。おやすみなさい」
しばらくしてお母さんからメールが届いた。
出発は3日後。
学校にはお母さんが連絡してくれるらしい。
りっくん、びっくりするかな?
どんな顔で会えばいいかな?
許嫁ってどんな人なんだろう?
おじさんにも許嫁の人にも負けないように、頑張らないと!
愛海と太一くんに、りっくんに会いに行くというメールを送って、2人からの返事を待たずに眠りについた。
『……今は出かけてるわよ。私は体調が悪くて残っているけど』
「そっか……」
『優衣。私は正直、2人には幸せになってほしいって思ってるから、飛行機のチケットはとってあげる。でも、注意してほしいことがあるの』
「なに?」
『今の雅人さんにはなにを言っても聞かないと、頭に入れておきなさい。昔の優しい雅人さんじゃなくなってしまったから。そして、陸矢くんの許嫁がいるわ。アメリカについてきてしまったみたいなの。陸矢くんを溺愛しているから気をつけて』
「わかった。ありがとう、お母さん」
『チケットとれたらまた連絡するね。こっちで待っているわ』
「うん。おやすみなさい」
しばらくしてお母さんからメールが届いた。
出発は3日後。
学校にはお母さんが連絡してくれるらしい。
りっくん、びっくりするかな?
どんな顔で会えばいいかな?
許嫁ってどんな人なんだろう?
おじさんにも許嫁の人にも負けないように、頑張らないと!
愛海と太一くんに、りっくんに会いに行くというメールを送って、2人からの返事を待たずに眠りについた。