世界を旅する武芸少女

再び旅へ

「んん〜っ!!ん〜あっ!」

外が眩しい・・・。そして暑い・・・。砂漠って日中は滅茶苦茶暑くて夜は滅茶苦茶寒いから温度差が辛い。

遥は昨日の戦闘の後にすぐに寝てしまった。そして、今時間は10時だ。かなり寝てしまった様である。

「それにしても汗でベタベタして嫌だな。この町には銭湯は無いのだろうか?」

昨日の戦闘の後、お風呂に入らずに寝たから汗でベタベタ気持ち悪い。

風呂を借りようと思っても家にはシノケンもいないし、家にはお風呂がついていないようである。

この地方は家に風呂がついていないのが普通なのだろうか?遥の生まれ育った島国ではどの家庭にも大体お風呂は付いていたのだが、他の地方ではあまり見ない。

「お腹も減ったし歯も磨きたいのだが、砂漠の町だからか水道が通っていないみたいだな。」

遥の生まれ育った島国では水道はどの家庭にも通っていた。遥の生まれ故郷は電気も水道もガスも通っていたが、世界もかなり先進的な国だった様だ。

「家にいても何もないし、せっかくだから町でもうろつくか。」

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