世界を旅する武芸少女
遥は雑炊の匂いを嗅ぐと味噌の良い香りでイッてしまいそうになる。
「匂いでこれだからな、口に入れたら本当にイッてしまうんじゃないか?」
恐る恐ると雑炊を口に入れると遥はニヤァっとした顔をする。
「やはり私の感覚は素晴らしいな。味噌雑炊・・・少し味噌の味が強いが充分旨いぞ!しかし、もう少し味噌の味が弱ければ本当にイッていたかも知れぬ・・・!」
旨い・・・旨い・・・と遥の箸が進む。特に寒いから身体も暖まるし、いつも以上に美味しく感じるのだ。
しかし、余りにも箸が進み気が付いたときには雑炊が無くなっていた。これが美味しい食べ物の恐ろしいところで、旨い旨いと調子にのって喰うといつの間にか無くなる。しっかり味わって喰いたかったのに〜〜〜と公開してしまうのだ。
しかし、この小屋には沢山食料がある。遥は必要以上に料理をして食べまくろうと思ってもいたが思い止まる。
本来、小屋には余り食料がないものなのだ。それほど、国は旅人に気を使うことをしないからだ。もし、あってもそれは旅人同士で共有し合うもので独り占めするのはマナー、モラルに欠けることである。
故にっ・・・遥、ここは我慢しておく。そして美味しい味噌鍋を食べさせてくれたと小屋の管理者に心から感謝する。
「さてと・・・ご飯も食べたし、この小屋の近くに温泉があるそうな。ちょっと行ってみるとするか。」
遥は小屋の近くにある温泉に寒い夜道を歩き向かうのであった。
「匂いでこれだからな、口に入れたら本当にイッてしまうんじゃないか?」
恐る恐ると雑炊を口に入れると遥はニヤァっとした顔をする。
「やはり私の感覚は素晴らしいな。味噌雑炊・・・少し味噌の味が強いが充分旨いぞ!しかし、もう少し味噌の味が弱ければ本当にイッていたかも知れぬ・・・!」
旨い・・・旨い・・・と遥の箸が進む。特に寒いから身体も暖まるし、いつも以上に美味しく感じるのだ。
しかし、余りにも箸が進み気が付いたときには雑炊が無くなっていた。これが美味しい食べ物の恐ろしいところで、旨い旨いと調子にのって喰うといつの間にか無くなる。しっかり味わって喰いたかったのに〜〜〜と公開してしまうのだ。
しかし、この小屋には沢山食料がある。遥は必要以上に料理をして食べまくろうと思ってもいたが思い止まる。
本来、小屋には余り食料がないものなのだ。それほど、国は旅人に気を使うことをしないからだ。もし、あってもそれは旅人同士で共有し合うもので独り占めするのはマナー、モラルに欠けることである。
故にっ・・・遥、ここは我慢しておく。そして美味しい味噌鍋を食べさせてくれたと小屋の管理者に心から感謝する。
「さてと・・・ご飯も食べたし、この小屋の近くに温泉があるそうな。ちょっと行ってみるとするか。」
遥は小屋の近くにある温泉に寒い夜道を歩き向かうのであった。