クールな彼の甘い素顔




バイトをはじめてから一ヶ月が経ち、だいたいのことは1人でできるようになった。



三上くんとバイトがかぶるのは、

だいたい週に2、3回。



あがりの時間が一緒だったときに、

「おつかれ」くらいの言葉はかわすけど、

それ以上はなにもない。



べつに特別仲良くなりたいというわけではない。



ただ、あの日三上くんが助けてくれたことが、

わたしのなかの三上くんへの印象が少し変わった。



三上くんはクールで、あまりしゃべらない...

だけど、いざというとき正しいことを言ってくれる。



性格もいいなんて、逆に悪いところを見つけたいくらいだ。


< 12 / 219 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop