クールな彼の甘い素顔



「すみません。気持ちには答えられないです」



三上くんは数秒後にはっきりとそう断った。



内心ほっとしている自分...。



「これ、私のメールアドレスなんだけど...、

友達からでもダメ...かな」



楠原先輩はそう言って三上くんに小さな紙を渡そうとしている。



「受け取れないです」



三上くんは告白を断るときもとてもクールだ...。



...とにかく、そろそろ立ち去ろう。



盗み聞きをしていることがばれたら、さいあくだ。



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