クールな彼の甘い素顔
甘すぎる彼
三上くん...じゃなくて、翔くんと付き合いはじめて二ヶ月が経ち、11月を迎えた。
今日は日曜日。
翔くんの家に遊びに来ている。
「わあ、綺麗な花火~!
もしかしてお兄ちゃんとふたりで行った花火大会の写真??」
ケータイの写真フォルダーを眺めていると、
凌くんが後ろからわたしのケータイをのぞきこんできた。
「うん!そうだよ」
「いいなあ。僕もいきたかった!」
「ごめんね。来年は3人で行こっか?」
「うん!いくいく!」
凌くんはうれしそうにニコッと歯を見せて笑った。
9月に翔くんと行った隣の市で行われた花火大会。
打ち上げ花火、本当に涙が出るくらい綺麗だったなあ。
わたしはこうしていまだに余韻に浸っている。