クールな彼の甘い素顔



「それじゃ、もう出る」



翔くんはそう言って黒いバイト用のカバンを肩にかけた。



時刻は11時15分。


翔くんは今日12時から6時までバイトがあるのだ。



わたしはそのあいだ翔くんの家でてきとうに過ごす。



「いってらっしゃい!がんばってね」



「あぁ」



翔くんはクールな返事をしてこの家をあとにした。



< 141 / 219 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop