クールな彼の甘い素顔
残っていた食器を洗って乾燥機にかけて、
フローリングに掃除機をかけて雑巾で拭いて、
洗濯物を洗濯機にまわして、
明日が燃えるゴミの日のためそれをまとめて。
「ふう。こんなもんかな」
あれこれしていると時刻はあっという間に14時を迎えようとしていた。
「凌くん、わたし買い物行くけど一緒に行く?
...ってゆってもスーパーだけど」
テレビを見ている凌くんに尋ねると、凌くんは「いく~!」とテレビを消してこちらに駆け寄ってきた。
「マフィンとハンバーグ作るからねっ!」
「やったあ~!!!」
凌くんは手をあげて無邪気に喜ぶ。
それから買い物を済ませ、
凌くんと一緒にマフィンとハンバーグを心を込めて作った。