クールな彼の甘い素顔
「真緒さんも家こっち方面なんですか?」
「うん、智也くんも?」
「そうなんですよー!
郵便局の近くです!」
「じゃあわたしの家よりは少し向こうだね!」
「家近かったんですね~」
「ほんとだねっ」
わたしたちは話ながら足を進めた。
「今日レジしたし、これでホールの仕事基本的に全部ひとりでできるね!」
「はい、次からは真緒さんのじゃまにならないようにしますね!」
「じゃまなんてなってないよ~!
智也くん、飲み込みはやいもん!」
「真緒さんの教え方が上手だからですよ!」
智也くんってちゃんと礼儀正しいし、雰囲気とか全部含めて、年上に好かれるタイプだな~!とわたしは思った。