クールな彼の甘い素顔
「...あの!真緒さん!」
「ん?なにー?」
「...こんど暇な日があれば、」
~♪~♪
そのときわたしのカバンのポケットにいれているケータイの着信音が鳴り響いた。
「あ、電話だ。ちょっとごめんね」
ピッ
「もしもしっ」
わたしは自然と笑みがこぼれた。
だって電話の相手は翔くんだったから。
『バイト終わったか?』
「うん、終わったよ!今帰ってる」
『おつかれ』
翔くんの声って、電話できくとよりいっそう落ち着くんだよね。
好きだなあ、翔くんの声。