クールな彼の甘い素顔




「っえ、なんで分かるの!?」



驚くわたしに、ハハッと笑う智也くん。



「わかりますよ、そんな顔してたら!!」



「どんな顔~!?」



「...そりゃ、いますよね、真緒さんだったら彼氏くらい...」



彼がなにか呟いたけれど、わたしはよく聞き取れなかった。



「俺、コンビニ寄るんでここで!」



彼はそう言って向かいにあるコンビニにかけていった。



「おつかれさまでしたー!」



「おつかれさまっ」



わたしは家に着くまでも着いてからも、来週の土曜日どこ行こう?とウキウキしながら考えていた。



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