クールな彼の甘い素顔




『もしもーし!
どしたの?三上と喧嘩でもしたー?』



「喧嘩...じゃないけどぉ~、ふえぇ~、も、やだあ~...うぅ」



『!?真緒!?泣いてるの!?三上になにされた!?』



由紀の声を聞くと安心してなにかがプツンときれたようにまたわたし目からは涙がポロポロ流れ出てきた。



由紀はわたしのめちゃくちゃな泣き声に驚いて困ったように声をかける。



『今どこ?宮島??』



「......家」



『えっ?』



「自分の家だよお...うぅ~、...」



『えええ!?

...真緒、わたし今街にいるんだけど、真緒が来てくれるんだったら会える!

15時から用事あるから、真緒の家には行けなくて...ごめん!』



「ぐず......由紀に会いたい...行く」



わたしはそう返事して、急いで着替えて家を出た。



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