クールな彼の甘い素顔
「か、翔くん...っ
わたし、話したいことが......」
だって、翔くんに謝るためにここに来たのだから。
翔くんはきっともう怒っていない。
でも、怒っていないからと言ってわたしが謝らなくてよいというわけではない。
「無理」
彼はそれだけ言ってわたしに甘いキスを落とす。
無理ってなに、無理って...!
このまま流されてしまいたい気持ちもあるけど、
わたしは謝りたい気持ちのほうが強くて。
「ん...、
ま、待ってよぉ...わたしの話を...」
ベッドから降りようとするわたしを、
翔くんはそうはさせなくて。
「お前に触れたいんだよ」
熱っぽい瞳で見つめられて、ドキドキが止まらなくなる。