クールな彼の甘い素顔
「おいしかった!
パフェごちそうさまでした!」
生クリームたっぷりのイチゴパフェを間食すると、
お腹はいっぱいで、すごく眠たくなってきた。
でも、これから後半がんばらないとね!
三上くんはまだ休憩があるからパイプイスに座っている。
わたしはピザとパフェのお皿を下げようとバックヤードに入ろうとしたそのときだった。
「あれ!?ない!!なんで...!?」
ロッカーのほうでそんな声が聞こえてきて、
わたしはそちらに目をやった。
そこには、ホールでお世話になっているパートの大野さんが自分のバッグの中をなにやらあさっていた。