クールな彼の甘い素顔




“一人の人”

それは......竹本さんである。



「三上くん...、ちょっと、荷物の中身確認させてもらってもいいかしら。

この黒色のカバンよね?」



大野さんは疑いの目線を三上くんに向けて、

彼のカバンを開けた。



そして、その中からーー



大野さんの紫の長財布が出てきた......。



三上くんは、自分のカバンがなぜ開けられているのかもわからないといった様子だったが、

紫の長財布が出てきたときに、やっと驚いた表情へと変わった。



< 39 / 219 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop