クールな彼の甘い素顔
「もちろん!......いい、かな?」
大きな声で答えたあとに、三上くんの顔をチラリと見る。
三上くんはまたフッと笑って「あぁ」とうなずいた。
「なあ、時間大丈夫か?」
クリームコロッケを食べ終わった三上くんが、時計を見ながらそう言った。
「ほんとだ!そろそろ帰らないと」
時刻はもうすぐ21時になろうとしていた。
「凌。俺は夏井を送るから風呂入っとけよ」
「はあーい。
真緒ちゃん!今日はありがとう!またねっ!!」
凌くんはニコニコスマイルでわたしにブンブンと手をふる。
「うん!凌くんまたね!」
それからわたしは三上家をあとにした。