クールな彼の甘い素顔




由紀に今日のことを報告すると、一緒に花火見れないのは残念だけど、会えるからよかったねって。



ほんとその通り。



三上くんとはバイトでは会うけれど、

バイトとプライベートでは、ドキドキ感というか特別感が違うもん。



「はやく会いたいな...」



三上くんのことを好きって気づいたあの日から、

三上くんのことを毎日のように考えてる。



こんなに好きになっていいのかな。



...もう、止められないんだけど。



でも、告白はまだまだできそうにない。



やっぱり告白は難しい。



伝えるだけにしても、
それさえ自信がなくて。



だけどわたし、少しでも自分に自信を持つために、

一応女磨き頑張ってるんだ!!



スキンケアとか、ヘアケアとか。



夏は特に女の子としていろいろ気を使わないとだからね!!



「あ、日焼け止めなくなりそうなんだった」



わたしはそう思い出して日焼け止めコーナーに足を進めた。



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