クールな彼の甘い素顔
どうしてわたしが三上くんの指導係!?
わたしだってまだ3ヶ月しか働いてなくて新人枠なのに!!
大野さんとか、もっといい人いるでしょ...!?
「それじゃあ夏井さん、よろしくね~!」
店長はそう言ってキッチンの中に入っていった。
わたしはとりあえず荷物を置き手を洗い、更衣室に駆け込んだ。
むり、むり、むり。
三上くんの指導係なんて。
これまで2週間避けてきた彼と今日一日話さないといけないなんて、
わたしの心臓がもつわけがない。