恋が始まる
ソファに座る先生の足元の絨毯に座ってアイスを食べていると、リモコンに手を伸ばしながら先生が滑り落ちてくる。
「ん、うまそー。一口ちょうだい?」
何も考えずにスプーンに掬って差し出したけど、あー…、間接……。
「お、うまいね。あ、顔赤なってるよ。照れたんなー?間接ちゅー」
一気に顔が熱くなって、慌てて俯いてアイスを食べる。
もっとからかわれると思ったのに、案外何も言ってこない先生をそっと伺う。
目があって、息が止まった。
熱い。
先生の目が、絡め取られる視線が、熱い。
私の身体が、熱い。
瞬きも出来ずに固まると、先生は音もなく距離を詰め、私の手からアイスのカップを抜き取りテーブルの上に置いた。
そして私の首筋に手を回してそっと抱き寄せられる。
アイスの温度が移った指先が冷たい。
「ん、うまそー。一口ちょうだい?」
何も考えずにスプーンに掬って差し出したけど、あー…、間接……。
「お、うまいね。あ、顔赤なってるよ。照れたんなー?間接ちゅー」
一気に顔が熱くなって、慌てて俯いてアイスを食べる。
もっとからかわれると思ったのに、案外何も言ってこない先生をそっと伺う。
目があって、息が止まった。
熱い。
先生の目が、絡め取られる視線が、熱い。
私の身体が、熱い。
瞬きも出来ずに固まると、先生は音もなく距離を詰め、私の手からアイスのカップを抜き取りテーブルの上に置いた。
そして私の首筋に手を回してそっと抱き寄せられる。
アイスの温度が移った指先が冷たい。