moon~満ちる日舞う少女~【外伝】
岡「あんまり無理はするなよ?何かあったら頼れ」
真田「どうも」
それから少し会話したあと岡センはまたな、手を挙げてその場を去る。
真田「……げっ」
そしてすぐに雨が降ってきた。
その雨はまるで俺に迫る悪夢のみたいで、俺はそんな雨から逃れようとせずただ天を見上げていた。
だからかもしれない。俺がそれを受け止めてしまったから。…否定しなかったから。
だからあんな事が起こったのかもしれない。
ただ今この場に立ち尽くす俺には到底知るよしもなかった。