キセキ
3色◆
あたしと痲智と奏里はね、今雪の中を歩いてるの。
電車から降りてね。
「どこに行こうか。」
「うーん…今なんか誰かに会いそう…」
「私もそう思うの」
「あ!!!前!」
前には1人で誰かを探してるような女の子。
あたしはあのこと話さなくちゃいけない気がするの。
「あの…あなた夢でね、誰かに会いませんでしたか?」
変な質問だね。
だけど、こう聞けば分かる気がするの。
「…あなた達に会う夢を見ました。茉鈴サンと痲智サン、奏里サンですよね?」
「「「うん!」」」
やっぱり。
あたし達はこの子に会うんだったんだ!