冷たい部長の甘い素顔
「俺は、ずっと爽の事が好きだったんだ…
だから、爽といられるなら、誰になんて
言われても構わないと思ってる。」
思ってもみなかった。
将軍さんは、異動してきてから、私の事を気にしてくれてるんだと思ってた…
将軍さんは、私をぎゅっと抱きしめた。
どれくらいの時間が経ったのか分からないが、しばらくそのまま抱きしめ続けた後、将軍さんは囁いた。
「爽が欲しい…
爽の全部が欲しい…
爽…いい?」
私は、将軍さんの首にそっと腕を回して抱きついた。
「………うん。」
小さく答えた私を将軍さんは、ぎゅっと抱きしめた。
そして、腕を緩めて私を見つめると、唇を重ねた。
何度も口づけを交わして、将軍さんは私を膝の上から下ろして立たせた。
そして自分も立ち上がると、私の手を引いて寝室へいざなった。