冷たい部長の甘い素顔
10月15日 月曜日
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10月15日 月曜日

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特に何事もなく、1日が終わろうとしていた。

ただ、先日から、服部さんが、
「爽ちゃん」
と何かにつけて纏わりついてくる事には、少し困っている。

おそらく、部長も日に何度も話しかけられているのには、気付いているだろう。

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18時

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仕事を終えた私は、席を立った。

「お先に失礼します!」

私が挨拶をして、帰ろうとすると、

「爽!」

と後ろから呼ばれた。

私が驚いて振り返ると、部長が鞄から取り出した鍵を揺らしている。

フロアに一瞬、静寂が訪れる。

「7時には上がれると思うから、部屋で
待ってて。」

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