冷たい部長の甘い素顔

私はお弁当を持って、部長と社食に行った。

私たちが入った途端に、辺りがざわめく。

私は気にしないで、あいている席にお弁当を置いた。

「お茶、入れてくるから、待ってて。」

そう声を掛けて、私は給茶機に向かう。

2人分のお茶を入れて戻ると、お弁当を広げた将軍さんが待っていた。

「いただきます。」
「いただきます。」

2人で仲良くお弁当を食べる。

今日は、誰も話しかけてこない。

ふふっ
作戦成功!

「将軍さん、今夜食べたい物、あります?」

「爽の料理は何でもおいしいからなぁ。
じゃあ、今日は何か肉料理をお願いしよう
かな?」

「はい。
私も、今日はお肉の気分でした。
ふふっ」

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