冷たい部長の甘い素顔

「定時を少し過ぎるかもしれませんが、
大丈夫ですか?」

「構わない。」

「分かりました。
急いでやりますね。」

私は急いで作業に取り掛かった。

データは入ってるから、計算式を入れて紐付けすれば、できるはず。

帳表のフォームをざっと作って、計算式を入れていく。


・:*:・:・:・:*:・

18時

・:*:・:・:・:*:・

資料ができたのに、席に部長がいない。

私は資料片手に、社内を探し回った。

すると、自販機横の休憩所でコーヒーを飲んでる部長を発見した。

「あ、部長、こんな所にいらっしゃったん
ですね。
探しましたよ〜。
先程の資料、こんな感じで大丈夫ですか?」

私は出来上がった資料を部長に手渡した。

部長は、持っていたコーヒーをそばの小さなテーブルに置くと、資料を受け取って眺めた。
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