冷たい部長の甘い素顔

「えぇ!?」

と私が戸惑いながらも口を開けると、将軍さんは私の口におかずを入れてくれた。

「くくっ
爽、顔が赤いぞ。」

「誰のせいですか!!」

私が怒ると、

「爽のせい。」

と答える。

「は?
なんで私のせいなんですか?」

「だって、爽が可愛すぎるから、悪い。」

私の顔は、ますます熱を帯びる。

「もう!!」

私が拗ねるのもお構いなしで、将軍さんは、

「爽!」

と呼んで、口を開く。

あーんの状態で待ってるのだ。

私は、
「もう!」
と小さく言って、将軍さんの口におかずを入れた。

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