冷たい部長の甘い素顔

「くくっ
爽、かわいい。」

将軍さんは、私の頬にキスをした。

将軍さんは、向かいの席に用意されたお茶を引き寄せて、私の肩を抱いたまま一口飲んだ。

「今日と明日は、爽と目一杯イチャイチャする
予定だから、覚えておいて。」

そんな事を耳元で囁かれて、

「え?」

と驚いて顔を上げると、そのまま唇に軽く触れるだけのキスを落とされた。

「ふっ
驚いて目を丸くする爽もかわいい。」

なんだろう?
今日は、やたらかわいいを連呼されてる気がする…
将軍さんが、甘々だから、こっちが照れる…
将軍さんの顔が恥ずかしくて見られないよ…

私は、再び俯いたまま、顔を上げられなくなり、困る。

「お茶を飲んだら、近くを散歩してこようか?
温泉街だから、お土産屋さんもたくさん
あるし。」

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