冷たい部長の甘い素顔

「えぇ〜!?
それって、恥ずかしすぎるんですけど…」

「いいの!」

将軍さんは、時々、子供みたいになる。
かわいい…

「はいはい。
じゃあ、無難なお菓子選びますよ。
あんこが苦手な人がいるから、和菓子は
やめましょうね。」

そう言って、私が選んだのは、最近どこにでもあるカスタードクリームが入った蒸しケーキのようなお菓子。
小包装にかわいい絵と共に温泉の名前が印刷されている。

私がレジで並んでいると、将軍さんが横からカードを出して、清算する。

カードを財布にしまうと、左手に買い物したビニール袋を持ち、右手は私の手を握って歩き出す。

将軍さんは、いつもさらっと荷物を持ってくれる。

ふふっ
将軍さんってば、見た目だけじゃなくて、中身もイケメンなんだから…

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