冷たい部長の甘い素顔

私たちが旅館に戻るとすぐに仲居さんが現れた。

「お食事の用意をさせていただいても
よろしいですか?」

「はい、お願いします。」

私が答えると、次々とお料理が運び込まれる。

「すごい!
何これ!?」

大きな座卓いっぱいにお料理が並ぶ。

「爽がいつもおいしい料理を作ってくれてる
お礼。
今日はおいしい物いっぱい食べて。」

将軍さん…

「ありがとう。
明日から、またがんばれそう。」

私は目の前のご馳走をお腹いっぱい食べた。

「おいしかった!
ごちそうさまでした。」

私が手を合わせると、将軍さんも

「ごちそうさま。」

と手を合わせる。

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