冷たい部長の甘い素顔
「開けてみて。」
私が言うと、将軍さんは丁寧にラッピングを解いて、箱を開けた。
「私と同じ時を歩んでもらえますか?」
将軍さんは、箱の中の腕時計と私とを見比べて、嬉しそうに笑った。
「もちろん!」
そう言って、将軍さんは、今している腕時計を外して、プレゼントの時計に付け替えてくれた。
「逆プロポーズしてもらえるなんて、思って
なかった。
ありがとう。」
私たちは、永遠の約束をお土産にして、家に帰った。