冷たい部長の甘い素顔
由美香が将軍さんに太鼓判を押してくれる。
「はい。
もちろん、一生大切にしますよ。」
一生!?
それって…!?
「将軍さん?」
「秦野さん!
爽と結婚を考えてるって、事ですか?」
私より先に由美香がまくし立てる。
「俺はね。
後は、爽次第かな?」
私は、どうしていいか分からなくて、下を向いた。
「爽、良かったじゃん!」
と由美香は私の肩を叩く。
「ふふっ
爽、照れてるの?
耳まで赤いよ。」
「だって…」
私は、上目遣いでちらっと将軍さんを見た。
将軍さんは、優しく微笑んでいた。