冷たい部長の甘い素顔
気づけば、外は薄暗くなり始めていた。
「メシ、作るよ。」
そう言って、将軍さんは立ち上がった。
「え?
お料理できるんですか?」
「そりゃ、何年も一人で暮らしてれば、
できるようにもなるさ。
簡単な物ばかりだけどな。」
「ふふっ
じゃあ、お嫁さんはいらないですね。」
「!
家政婦はいらないけど、爽は欲しい。」
!!!
どうしよう!?
嬉しすぎて、どうにかなりそう…
「くくっ
爽、耳まで赤いぞ!?
ほんとにかわいいなぁ。」
そう言って、将軍さんはキッチンに向かっていた足を戻して、私を抱きしめる。