姉さんの先輩は狼男 孝の苦労事件簿③
 


俺は、何故か全力で謝っていた。
 
すると、

「……分かればいいのよ。そうよね。

あたしも、これの魅力が分かる子に、ここまで言う事無かったわ」
 
店長は穏やかに笑い、俺の頭を優しく撫でた。(でも怖い)
 
途端に、厨房の緊張が解けた。

「あーもうまったく!これだから嫌なのよ~!」

「ねえ、今日これじゃあ仕事にならないじゃないの!」



< 49 / 317 >

この作品をシェア

pagetop