姉さんの先輩は狼男 孝の苦労事件簿③
「そ、そうなの……」
俺の頭の中にリアルなイメージが浮かび上がって来た。
ううっ……何か嫌だ。
しかし、ここで話を聞いてやらないと、
絶対俺が帰宅した頃を見計らって、
こいつは電話してくるだろうと予測したので、
適当に相槌を打った。
「それでね、その時更生させられた中に、
さっき厨房にいたバニーさんとティアラさんがいたんだ!」
だから何なんだその可愛い愛称は……!